ここでは、嘔吐された直後及び嘔吐物が半乾きの状態の施工方法をまとめてみます。
@ 消臭の三原則
・消臭の三原則は、
1.ニオイの元を断つ
2.適切な消臭剤で消臭する。
3.換気する。
A シミ除去の鉄則
・シミ除去の鉄則は、早期発見、早期除去
B 感染症対策
・対策のポイント
1. 施工者自身が感染しないこと
2.感染を拡散させないで終息させること
(病原菌は20分で倍に増殖するので、最初の1時間が勝負)
C 施工準備
・施工に入る場合に、感染症対策の基本として、防護服を準備する必要があります。
また、単に防護服を購入するだけではなく、事前に防護服や、マスクの表面にサニ
ガードを噴霧して、乾燥させておくと非常に効果があります。
・緊急対応に備え、すぐに施工を始められるようにセットしておくこと。
1.ニオイの元を断つ
○ 緊急処理剤サニティア。
(嘔吐物、排泄物、食べこぼし、飲みこぼし等の緊急処理に・・・)
○ 固めのブラシ。 ちり取り。HEPAフィルター付き掃除機。
○ 汎用シミ除去剤PR124。
� � (嘔吐物のシミ表面を除去)
○ シミを拭き取る使い捨てのペーパータオル。
○ 施工後の処理のための二重のゴミ袋。
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2.適切な消臭剤で消臭
○ 通常は、腐敗臭を消す効果の消臭剤マイクロバン
ハンドスプレー、マイクロバン10%希釈液を用意。
○ 消臭剤や、殺菌剤の臭いまで問題になる場合には、無臭で抗菌作用
もある消臭剤(Agフレッシュ、またはサニフレッシュ301)の原液を、
ハンドスプレーで準備。
3.換気する
○ 送風機
4.病原菌に対抗する殺菌剤
○ サニガードドライ(アルコールタイプ)
� ��300ccのスプレータイプ
空気感染を終息させます。
○ サニガードウォーター(水溶性タイプ)
嘔吐物がカーペット、ソファーの中にまでしみこんでしまった場合に
は、洗浄機の中に洗剤に混ぜて20倍希釈で使用すると病原菌を死滅
させます。名古屋のホテルの宴会場で、カーペット一面に拡がった、
ノロウィルスを終息させた実績があります。
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・いずれの製品も、米国でも数種類しかないと言われる、EPA(環境保護局)、
FDA(食品医薬局)の認可取得製品。EPAは、70種類以上の菌・ウィル
スに認可。
・代替菌ではなく、本物の病原菌で検査確認済み。
・米国基準毒性検査合格品。
・米国では歯科医の器具の消毒薬として認可。
・4つの効果で耐性菌ができないしくみ。
・消毒してから効果が28日間持続。
D 施工方法
1.空気感染を予防する。
嘔吐があった場所が個室ならば、部屋に入る前に、ドアのすきまからサニガ
ードドライを三回ほどスプレー噴霧して、すぐにドアを閉め、5分くらい待
機する。
これにより室内に漂う病原菌を死滅させる。
個室でなく、ロビーや宴会場のような解放されたエリアの嘔吐物の場合には、
嘔吐物がある方向に向けて、サニガードドライを噴霧しながら接近する。
2.部屋に入り、念のため嘔吐物の上から一度、サニガードドライをスプレー噴霧。
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3.嘔吐物処理。
○ 嘔吐物緊急処理剤サニティアを持って、粗相のあった部分を覆う程度
の量を上から散布。
○ この時点で、嘔吐物の嫌なニオイを瞬時に消臭し、且つ嘔吐物に含まれ
る有害菌(エイズウィルスも)殺菌する効果があります。また、見た目
の不快さを軽減します。
○ 散布後、2〜3分すると、嘔吐物の水分を吸着し、全体的にマシュマロ
のような状態になる。固めのブラシで回りからかき混ぜて、サニティア
の粉でからめ取るように、ちり取� �で出来る限り掃き取る。用意した二
重のゴミ袋に捨てる。
○ 汎用シミ除去剤PR124をペーパータオルにつけて、表面に残ったシミ部
分を拭き取る。
処理後は、このペーパータオルも用意した二重のゴミ袋に捨てる。
二重のゴミ袋を閉じる前に、サニガードドライをスプレー噴霧。
4.きれいになった表面に上からもう一度、念のためにサニガードドライをスプ
レー噴霧。
5.適切な消臭剤で消臭
○ 消臭剤マイクロバンの10%希釈液スプレーで、嘔吐物のシミを除去
した部分に、たっぷりスプレーする。
消臭剤や、殺菌剤の臭いまで問題になる場合には、無臭で抗菌作用も
ある消臭剤(Agフレッシュ、またはサニフレッシュ301)の原液をハン
ドスプレーで噴霧。
6.換気する
○ 窓を開放して自然換気できるに越したことはありませんが、難しい場合
には、少し時間をおいてから送風機等で強制換気。
7.後片付け
除去した嘔 吐物等は、所定の場所に所定の方法で廃棄。
処理に使用した手袋やマスク等は使い捨てとし、嘔吐物と同様に廃棄。
E サニガードとサニティアを用いた緊急対処方のメリット
・ この方法では、嘔吐物を濡らさないで除去できるので、嘔吐物がカーペット
にしみ込むのを防ぎ、確実に嘔吐物を回収できるので、嘔吐物の悪臭と病原
菌を撒き散らすことがありません。
・ また、サニガードおよびサニティアを用いることにより、嘔吐物に含まれる
病原菌を確実に終息させますので、病原菌から施工担当者を守るだけでなく、
他の部屋に迷惑をかけることなく、施設全体を施設内感染から守ることが可
能になります。
・ 使用する薬剤� ��、塩素系ではないので、対象物を漂白することがありません。
したがって、カーペットやイス、ソファーなどの繊維を傷めることなく、
嘔吐物を処理することが可能になります。
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